【2025年最新版】SHOPLINE CLI導入ガイド

このガイドでは、Shopify経験者・新規参入者どちらでもつまずかないように、CLIのインストールから初期セットアップまでを丁寧に解説していきます。

目次

CLIのインストール

まずはSHOPLINE CLI(コマンドラインインターフェース)をPCにインストールします。

前提条件として以下の環境の準備をしてください。

Node.js(推奨:v14以上)がインストールされていること
Gitが使用可能な環境(テーマ取得時に使用)

準備ができたら以下の手順に従って進めてください。

以下のいずれかを実行してください:

# npmの場合
npm install --global @shoplinedev/cli

# yarnの場合
yarn global add @shoplinedev/cli

インストール後以下のコマンドを実行し、バージョンを確認してください。

shopline --version

バージョンが表示されればOKです。

ストアへのログインとテーマの取得

CLIのインストールが完了したら、開発対象のSHOPLINEストアと接続しましょう。

これにより、テーマの初期化・取得・アップロードなどが可能になります。

ログインコマンド

まずは以下のコマンドを実行し、開発ストアにログインをしてください。

your-store-urlの部分にはご自身のログインしたいストアのURLを入れてください。

shopline login --store your-store-url

上記コマンドを実行すると、ブラウザが開いてSHOPLINEのログイン画面が表示されます。

管理者アカウント、またはテーマ編集権限のあるスタッフアカウントでログインしてください。

ログインが成功画面がでたら、ログイン完了ですので、エディタに戻ってください。

ログイン成功画面の参考画像
ログイン成功画面

テーマの初期化・取得

SHOPLINE CLIでは、既存のテーマを取得するには「pull」コマンドを使用します。

まずは、ローカル上にフォルダを作成し、エディタを開いてください。

ローカル上にフォルダを作成し、エディタを開く参考画像
ローカル上にフォルダを作成し、エディタを開く

エディタのターミナルを開いて、以下のコマンドを実行してください。

shopline theme list

するとストアのテーマのリストがでてきてIDを確認することができます。

テーマのIDを確認することができる

次に以下のコマンドを実行して、編集したいテーマを取得してください。

shopline theme pull --theme <THEME_ID>

なお、ライブテーマを取得したい場合は -live フラグを使います:

shopline theme pull --live

ローカル開発

ローカルでテーマを開発する際は、shopline theme serve コマンドを使って、リアルタイムプレビュー環境を立ち上げましょう。

以下のコマンドを実行してください:

shopline theme serve

ローカルで保存した変更が即座にCLIが発行するプレビューURLに反映されるようになります。

Shopifyのshopify theme devと同じような機能です!

実際には、開発テーマはShopline上に一時的にアップロードされ、仮テーマとして動作しています。

theme serve本番のライブテーマには影響を与えません

オプション例

# ポートを変更したい場合
shopline theme serve --port 3000

# JSONテーマファイルと管理画面の編集を同期
shopline theme serve --theme-editor-sync

拡張機能

shopline-theme-pluginの拡張機能画像
shopline-theme-plugin

Shoplineでのテーマ開発をより効率的に進めたい方には、VSCode拡張機能「shopline-theme-plugin」の導入がおすすめです。

このプラグインを使うことで、テーマファイル(特に .htmlsettings_schema.json)に対するコード補完・構文チェック・パスジャンプ・整形機能が追加され、開発の品質とスピードが大幅に向上します。

たとえば、{{ helper }} の補完や、theme.settings.xxx の入力支援、スキーマ定義の自動補完、エラー表示、ファイルジャンプなどが可能になります。

開発テーマを本番テーマに反映させる

ローカルで作成・編集したテーマをSHOPLINEストアに反映させるには、shopline theme push コマンドを使用します。

以下のコマンドを実行してください

shopline theme push --live

このコマンドを使うと、ローカルで変更した内容が本番環境にアップロードされます。

push --live は即時に公開テーマを上書きするため、慎重に実行してください。

よく使うその他のコマンド

開発を進める中で、よく使う基本的なCLIコマンドをまとめておきます。

コマンド例概要
shopline theme listストアに登録済みのテーマ一覧を表示(ID・名前・公開状況など)
shopline theme pull --theme <THEME_ID>指定したテーマIDのテーマをローカルに取得
shopline theme pull --live現在の公開(ライブ)テーマを取得
shopline theme pull --development現在の開発テーマを取得
shopline theme pull --only templates/index.json特定ファイルだけを部分取得
shopline logoutCLIからログアウトし、開発テーマも削除される
shopline theme packageテーマをZIP形式でパッケージ化。ファイル名はsettings_schema.jsonに基づく

さいごに

Shopline CLIは、テーマの初期化、編集、プレビュー、アップロードまでを一貫して行える開発者向けツールです。

本ガイドを参考に、SHOPLINEテーマ開発の第一歩を踏み出してみてください!

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